普段は気付かない、意識しないものが、周りにはたくさんある。
私は空気に包まれている。地球も大気に包まれている。確かに存在するが、目には見えないものに包まれて暮らしている。
ひとも、ものも、「見えないもの」を通して、世界を共有している。
植物の形を土の中に残って、厚い釉薬の下にもかかわらず、それを感じる事が出来る。
粘土の中に残された、植物の形・・・感じているのは、植物か釉薬か、それとも私なのか・・・
本展では、土と植物、釉薬、そして空気という要素を通して世界との微かな対話を探ります。
2025年6月10日〜6月15日